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現役薬剤師が本音で語る!『知っ得』健康マル秘情報 炭水化物
自分の体の弱点知ってますか? 薬の飲み方間違ってませんか? 健康食品の選び方それで合ってますか? 西洋・東洋医学の観点から健康についてお話します。

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 炭水化物の消化・吸収についてはとても見やすい図を大塚製薬のHPで見つけたので、以下に添付します。

『糖質の消化・吸収』(大塚製薬のHPより)

 図を見ながら説明します。(上のリンク部分をクリックすると別ウィンドゥで開きます。)

 簡単に説明しますね。炭水化物を食事で摂ってもそのまま体の中に吸収されるわけではありません。ご飯粒が血液の中に糖分として取り込まれるためには小さく分解されないといけませんから。
 ではどうやって小さく分解するのか・・・。
 人間の小腸にはご飯のようなデンプンや、お砂糖のようなショ糖、乳糖、トレハロースといった糖質を小さく分解する酵素があります(酵素の種類はリンク先の図を参照してくださいね)。
 一番小さな糖質は単糖といって、ブドウ糖(グルコース)、ガラクトース、果糖(フルクトース)です。
 この中で、ブドウ糖とガラクトースNa+/D-グルコース共輸送体(SGLT1)によって能動的に吸収されます。一方果糖グルコース単輸送担体5(GLUT5)によって果糖の濃度が高くなると吸収されます(これを促進拡散といいます)。このようにして小腸の細胞内に吸収された単糖はグルコース単輸送担体2(GLUT2)によって促進拡散で血管に取り込まれ、肝臓に導かれます。
 
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 炭水化物の第一の機能は糖質としてエネルギー源になることです。
 糖質のエネルギーは1g=約4kcalです。(以前にも[ダイエット]の 第1章 なぜ太るのか?(摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスについて) で紹介しましたね)
タンパク質と同じですね。ここで、ふと疑問に思いませんか?
炭水化物を少なくして、タンパク質を増やすと本当に痩せられるのでしょうか?
だって、エネルギー量は同じなんですよ。

じゃあ、なぜテレビや本などでタンパク質でダイエットできるといわれているのでしょう。
それは、炭水化物の代謝が関係しているのです。

・・・炭水化物の代謝って??

 難しく考えないでくださいね。
 炭水化物を食べると消化されて単糖といわれるブドウ糖と果糖になります。単糖になると小腸の上部で吸収され、血液中に入っていきます。つまり、これがいわゆる血糖値(血液中のブドウ糖の量)の上昇です。食後に血糖値が上昇するのはそういうプロセスがあるからですね。(詳細は『第2章 糖質の消化・吸収』で)
 血糖値が上昇すると体の中である変化が起こります。
 人間の体には恒常性といって、常に安定しようとする力が働いています。よって、血糖値が上昇すると、体は上がった血糖値を元の値に戻そうと血糖値を下げるホルモンを出します。
 それが、インスリンなんですね。(ちなみに、血糖上昇ホルモンは『グルカゴン、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモン(ステロイド)、副腎髄質ホルモン(カテコールアミン)』です。血糖値を下げることができるホルモンはインスリンのみ!!)
 つまり、炭水化物の代謝にはインスリンが関与するのです。
 では、このインスリンがダイエットとどう関係があるのでしょうか?

☆ここで、インスリンの働きを紹介しますね☆
 簡単にいうと、インスリンは血糖値を下げるために、血液中のブドウ糖をエネルギーに変えられるものは変え、あまった分は別のところに追い出し、いつでもすぐブドウ糖の形に戻せるよう臨時的に別の形に変えて保存しておくのです。
1.肝臓
●解糖(糖をエネルギーに変える)
●グリコーゲン合成を促進
●筋肉へのブドウ糖の取り込みを促進
●過剰なエネルギーを中性脂肪に変換し、リポたんぱく質(VLDL)として脂肪組織に運ぶ 
2.筋肉 
●グリコーゲンとして蓄積 
3.脂肪組織 
●肝臓で合成した中性脂肪を蓄積

 ここで、の部分で書いたところがミソなんです。
 つまり、インスリンが出ると、過剰なエネルギーを中性脂肪に変えてしまうんです。インスリンが出ないと中性脂肪はできない。この部分に着目して、低インスリンダイエットというものができたんです。

 でも、よく読んでください!!
 
 『過剰なエネルギーを中性脂肪に変える』

とありますよね。つまり、過剰にエネルギーを摂りすぎなければ中性脂肪はできないのです!!よって、中性脂肪は食事を見直すことで減らすことができますよ!!

 私がダイエットのところで紹介した摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが太る原因なんです。タンパク質でダイエットができるという考えは、このバランスを分かった上で成り立つこと。摂取エネルギーを抑え、消費エネルギーを増やせば痩せられるのです。 

 そして最後に、糖分は大切なエネルギー源です。痩せたいからといって、糖分を0(ゼロ)にする食事は絶対にやめてくださいね
 なぜなら、脳の栄養はブドウ糖のみなのですから。(ちなみに、摂取した糖質の25%は脳で利用されるのです。脳はブドウ糖の最大消費臓器です。)
 ブドウ糖がなくなると、頭が働きません。
 これは本当!!
 受験のとき、朝食はご飯にしましょうね。すると一番いい状態の脳でテストを受けることができますよ。
 
 炭水化物は太る直接の原因にはなりません。直接の原因は食べ過ぎたあなたです。

 タンパク質をたくさん食べたからといって痩せるわけではありません。タンパク質も食べ過ぎると太ります。
 

 今日はここまで。
 

 
 
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